マイカーを雨や紫外線から守るために人気のあるカーポート。
近年では住宅の外観デザインにマッチするスタイリッシュなモデルも増えており、実用性と見た目を両立できるアイテムとして注目されています。
しかし、実際にカーポートを設置するとなると「どのくらいの費用がかかるのか?」という点が気になりますよね。
カーポートの設置費用の相場や、価格に影響するポイント、そして費用を抑えるコツについて詳しく解説します。
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カーポートの設置費用の相場
カーポートの設置費用は、主に以下の要素で決まります:
• サイズ(1台用・2台用など)
• 屋根の素材やデザイン
• 柱の本数や構造
• 設置場所の状況(土地の整備や基礎工事の必要有無)
• 工事費
これらをふまえた一般的な相場は以下の通りです:
種類 | 費用相場(本体+工事費込み) |
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1台用カーポート | 約20万円〜40万円 |
2台用カーポート | 約35万円〜70万円 |
高級モデル(耐風・積雪強化など) | 約60万円〜100万円以上 |
費用に影響するポイント
1.屋根の素材
ポリカーボネートが一般的で比較的安価ですが、熱線遮断タイプやガラス調の素材になると価格が上がります。
2.構造やデザイン
片側支持型(片方に柱があるタイプ)はスッキリした印象になりますが、強度を保つためにコストが上がる傾向があります。
両側支持型は比較的安価で安定感も高く、コストを抑えたい場合におすすめです。
3.耐風・耐雪性能
豪雪地帯や台風が多い地域では、積雪荷重や風速に耐えられる強化タイプが必要になり、費用も高くなります。
4.設置場所の状況
地面がコンクリートか土か、傾斜があるかなどで基礎工事の内容が変わります。
整地やコンクリート打設が必要な場合は追加費用が発生します(5万円〜15万円程度)。
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工事費用の内訳
本体価格に加えて必要になるのが工事費。以下のような項目が含まれることが一般的です
基礎工事(コンクリートやブロックの設置)
本体の組み立て
アンカー打ちや固定作業
撤去・廃材処分(既存の設備がある場合)
工事費は約5万円〜15万円が目安ですが、現地調査の結果によって変動することがあります。
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費用を抑えるコツ
1.パッケージ商品を選ぶ
メーカーが用意しているパッケージモデルは設計・施工が効率化されているため、比較的安価で済む傾向があります。
2.相見積もりを取る
地元の工務店や外構業者に複数見積もりを依頼すると、価格の妥当性が判断でき、値引き交渉の材料にもなります。
3.オフシーズンを狙う
春や秋は外構工事が混み合いやすく、価格が高めになることも。冬や夏の閑散期に依頼することで、工事費の交渉がしやすくなることがあります。
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カーポートの設置にはさまざまな要素が関わり、相場は20万円〜100万円以上と幅があります。
予算に応じて素材やタイプ、機能性を選び、信頼できる業者に依頼することが重要です。
大切な愛車を守るだけでなく、住まいの外観を引き締める役割もあるカーポート。長期的な満足を得るためにも、設置前にしっかりと情報収集をして、自分に合った選択をしましょう。